■ 2005年10月 ご無沙汰ベルギー訪問記 Vol.1 ■
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あ”〜久し振りのベルギーやわぁ〜、ベルギーへ行けるぅ〜〜〜。 (夢遊病者のようにウロつきながら喜ぶ私であった) って事で何年か振りにベルギーへ行ってきました!! 今回は訳あって御招待頂きましたのでタダで行く事ができました。 タダが故に社内的にも文句は言わさんっ!!フフフ。 成田午前中発ですので前日の夜に成田入りしてまして翌朝早くに空港へ。 何気に見回すと海外レンタル携帯電話なるものがあるではないか。 試しに借りてみた。1分300円と言われた。恐ろしい金額だと思った。 他に同じ様に招待されてる3〜4名の方や某輸入元K社の営業さん達と合流。 ついでに某旅行会社JのIさんと久々に会う。 やや口うるさい系のIさん(責任感が強いとも言う)が同行なら私の自由時間は 間違いなく無いと言える。試しに聞いてみた。
「Iさ〜ん、もちろん同行するんでしょ?」
「いえ、今回は少人数なので私は同行しません!」
キラーン!!と私の目が光る。 なにぃー!奴が来ない!?やったラッキー!たわけ者めぇっ!!(?) この時から私の頭の中で単独行動のシュミレーションがスタートいたしました。 ルンルンで飛行機へ乗り込み10時間以上かけてまずはロンドン・ヒースロー空港へ。ここで約3時間のトランジットタイム。 実は知り合いがロンドンで美容の勉強をしてるので暇やったらヒースローで 茶でも飲もうやとアバウトな約束をしてました。 一応携帯に電話するとホンマに空港に来ていたので 同行してる某輸入元さんに無理言って早速1人別行動をさせてもらった。
一旦入国をしないといけないがすぐに出国手続きしなければ次ぎの飛行機に乗れない。結構ハードかも。 審査官に事情を説明して30分だけ頼んますわぁ・・・みたいに言ったら出れた・・・・・。 そして知人と無事再会をし空港内のカフェでしばし歓談をする。 飛行機の時間が迫ってきたので知人と別れて出発ターミナルまでトラムで移動。 出国手続きが結構ヤヤこしかったけど何とか皆さんと合流できたので、とりあえずエールで軽く一杯。 成田で旅行会社のIさんにヒースローでの1人出入りは間違いなく乗り遅れるから素人は止めとけみたいな事を言われたけどヘヘーン!どうだI!!楽勝ぢゃ!!
 なんだかんだで午後8時頃にブリュッセル空港に着きホテルまでバス移動。 これといって何もしてないが妙に疲れるもんだ。 チェックイン後は近くのインターブリュー社直営のレフ・カフェで軽食を。 のハズが相変わらずのボリュームたっぷりさに余計疲れた。しかし激美味。 ヒューガルデンやレフの生などを飲む。 やはり昔と違って深夜まで飲み歩くパワーはなくホテルへ戻り明日からの身勝手スケジュールに胸を躍らせつつなぜかツインの部屋で一人で寝ることに。 おやすみなさい。(初日終了)
近日中掲載予定のvol.2に続く
お待たせしました訪問記vol.2 翌朝、すきっと目覚めも良く爽やかな一日の始まり。 この日ブルージュの街を観光するためバスに乗り込む皆さんを ホテルの玄関で見送る私。今日はどこへ行ってやろうかしら・・・ フフフ、俺様を籠(バス)の中に閉じ込めようったって無駄さ!! ん〜ここから日帰りで行けて見学が出来そうなランビックブルワリーだと・・・・・よし! BOONに行こう!一応昨日下調べをしたところハレという町の観光案内所で見学の許可を得てチケットを買わないとイカンらしい。 そんな面倒くさい事やってられるかいっ! って事で時間も無いので、とにかく行ってしまえば何とかなるだろう作戦にでた。 まずはブリュッセル中央駅へさっそうと歩く。 10月後半ともなれば頬を刺す風は冷たい。(日本の11月後半ぐらいです) いまいち切符の買い方がよく分からなかったが何とかレンベークまでの切符が買えたんで、それらしき電車が来たので乗り込む。 おお?なんだこの座り心地の良いシートは!? やるなぁーベルギーの電車。くつろいでると車掌さんの切符拝見タイムがきた。
「ここはファーストクラスだよ」 「え?なにソレ?そんなんあんのん?」 「君の切符は2等だからアッチだよ」 「はーーい」(なぜかテンション高目)
どうりで座り心地が良いのと人が少ない訳だ。 窓から見える景色ののどかさと大好きな国にいるという事実が何とも心地よい。
この瞬間を誰かが後ろからコッソリとビデオにでも 撮ってくれてたら映画のワンシーンもしくは 「世界の車窓から」に編集なしで使えるハズかと。 そしてレンベークの駅で降りる。 小さくキレイな町だが外を歩いてる人は皆無だ。 銀行の様な郵便局の様な所でブーン醸造所の場所を40歳ぐらいのマダムに丁重に尋ねると
「もちろん知ってるわよ〜、えっとね・・・地図を描いてあげるわ、ちょっと待って」 「それはどうもすいませんねぇ、助かります」 「ん〜・・・え・・むむむ・・・いや、でも・・確か・・・」 (そんなにヤヤこしいのか?後ろの人にまで聞いてるぞ) 数分後・・・・・ 「えっとね、この前の道を真っ直ぐ行って突き当たり右」 「ふんふん、それから?」 「だから右曲がってそのままちょっと行ったらあるわ。」 「え?ごっつぅ近っ!!」 (それだけの為にどんだけ相談しとんねんオノレは!)
3〜4分歩くと雑誌などで見覚えのある積まれたブーンクリークの樽が。 チャイムも無いのでとりあえず勝手に敷地内へ侵入。意外と広いなぁ。
事務所らしきガラス張りの部屋が見え、そこにブーンさんらしき人が居た! 忙しそうに電話をしてるブーンさんにジェスチャーで入ってもいいかと 尋ねたら入って来いみたいな合図が返ってきた。 ランビックが好きで日本から来たけど見学は出来ないものかと尋ねると 何だこの日本の青年は?みたいにチョッピリ困った顔をしてたので やむをえまい必殺!小西酒造鰍ノお世話になってましてぇ〜みたいな攻撃を したらニヤッと苦笑いして意外にアッサリとOK牧場になった。 ありがたや〜小西様〜ありがたや〜いつもお世話になってますぅ〜。
 vol.3に続く って全然話が前に進んでませんけど・・・ お待たせしました訪問記vol.3 さて、ブルワリー内を見学させてくれる事になった訳ですが何と恐れ多くもブーンさん自ら案内してくれるそうで・・・きょ、恐縮です。 聞けば昨日はオルヴァル修道院へ行っていて今日もどこぞへ行ってて帰って来たばかりで溜まってる仕事を片付けていたとこだったんだよ、との事。 どうりで微妙に事務所が慌しかったわけだ。 そのわりに結構ゆっくりと丁寧に各所で説明してくれるのは人の良さだろうか。 ちなみにココからの文章でブーンさんが私に言った事は通訳を介してないゆえ英会話に行ってる程度のショボイ一路風翻訳という事をご理解頂き随所で聞き取りミスもしくは翻訳ミスが発生してる為あまり参考にしない様に願います。
ブーンさんとこでは10月から4月にかけて醸造しており丁度数日前から仕込みを 始めた所だそうだ。 煮沸される麦汁の香りや2階にある野生酵母を取り込むプールに入った麦汁などがその証拠だが人の気配は全然無い。 あ、ようやく1人発見、写真を撮る。 ランビックを熟成させる木樽はカンティヨンにあるモノよりもデカイなぁ。 一番デカイ樽で11000リッター?(最も自信の無い翻訳部分)って言ってました多分。 瓶詰め後はちゃんと8ヶ月ぐらい瓶熟させてから出荷してる、様な事を言ってたが多分テキトーに出荷してると思われる。だって、雑然と積み重なってるだけにし か・・・。 どこかに似てると思ったら埼玉の神○さんの常温倉庫と同じ状態に見えなくもない。 クリークは伝統的なスカルベーク種だけでは補えないので他の品種も結構使ってるそうで浸漬は木樽ではなく(え?違うの!?)ステンレスタンクで漬け込んでるとの事だ。多分。 だって掃除が大変で不衛生じゃん!と言ってた・・・・・。 今さら不衛生って言われても・・・・・。 クリークのブレンドについて尋ねたらイマイチ話が噛み合わず、君の言ってる意味が 良く分からないよ、みたいな返事だった。 私の英語力不足なのかブーンさんの分かろうとする思いやり不足かどっちなんだ? そんなこんなで幾つかの疑問を残しつつ何とか見学が終了した。 これからどうすんだ?と聞かれたのでドゥリーフォンテイネンに行くと答えたら親切にも行き方を紙に書いてくれた・・・がグニャグニャした筆記体なので読みにくい。 とりあえず御礼を言って醸造所を後にしてレンベークの駅へ向かう。 はて?28番線と言ってたけどそんな線は無い。しかも駅数も間違っていた。 まさかブリュッセル駅からの行き方では?・・・ブーンさんて一体?? ともかく、なんの地図も持たずビアセルの駅に着き、なんとな〜く勘で歩いてるとドゥリーフォンテイネンのレストランに到着。 ガビーン!!て、定休日!!うっかり定休日を調べるのを忘れてた!ショック!! 裏のブルワリーに誰か居ないかとピンポン鳴らしまくったが人の気配なし。 軽く泣いてみた。が、中に入れてくれる気配なし。 そんな残念無念な事とは裏腹に小さくてきれいな町並みは、とてものどかな昼下がりというメルヘンチックな雰囲気であった。まぁ、いいかぁ・・・へへ。 (何の束縛も無い穏やかな日曜日のパパ的精神状態に陥いり腹も立たない) 仕方が無いので軽く昼食を取るために隣の怪しげなカフェに入ってみた。 100%ローカル親父達の溜まり場の中ドゥリーフォンテイネンは飲めるかと聞いてみたが全く英語が理解出来ないようだった。さ、さすがローカル! 見た感じ明らかに無いのが分かったのでブーン・クリークの生を頼んでみたら 予想外に激美味で久し振りに美味いクリークに満足。。。 しかしメニューを見てみると、あまり食事が出来る所ではない様だ。 そんな中にあった絶対に怪しいと思われるエスカルゴとやらを頼んだら身振り手振りで無いと言われる。良く考えたら無くて良かったかも。 そして身振り手振りでオマエは腹が減ってるのかと聞かれ、ウンと答えたら、これではダメか?とパプリカ味のポテトチップスが出てきた! シバイたろかオッサン!! 誰がエエ年してポテチで腹膨らまさなアカンねん!! ・・・・・でもお腹が空いてたので食べちゃいました。
 vol.4に続く
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お待たせしました訪問記Vol.4
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さて、悲しみの昼食を終えた私は優しい陽だまりの中、駅へ向かって歩いてく。 朝方、某S氏からディナーの予約を入れてるからPM7:30には必ず戻って来い!と釘を刺されてたので更に今から何処かへ行くわけにもいかない。 20分ほど待った汽車に乗りブリュッセルへ向かうつもりが少し時間があったので乗り換えするハレという駅でちょっと途中下車。 う〜ん・・・何も無い町やなぁー・・・っと、向こうにカフェが見えたので入ってみる。 またしても微妙に(いや、かなり)雰囲気の悪いローカル御用達カフェであったがブーンクリークの生があったのでもう一回飲んでしまった。 いやー何度飲んでも美味いなぁ。 それではボチボチ帰ろうかな・・・何番線に乗ればイイんかなぁー? ブリュッセルとか書いてるからとりあえずこの特急に乗っとくか。 その汽車の中で今日あった事を思い出しながらメモを取ってると恒例の車掌さん切符チェック。
車掌さん「アンタどこ行くつもりだい?」 おっ?旅人とコミュニケーションを取ろうって寸法か・・・中々いい心掛けだ、褒めてつかわす。 私「フフフ、いやちょっとブリュッセルまで」 車掌さん「アンタそれじゃ逆方向だよ」 私「フフフ・・・あ、えぇっ!?反対なん?なにソレ!?」
そういえば若干通り過ぎる駅達の景色が違う様な気もしてたけど・・・。 ハレ駅から20分ぐらい行ったブレイン・ル・コムテという駅で乗り換えた。 何とかブリュッセル駅に無事到着し約束時間にはまだ早かったんで街探索。 今晩行くレストランは最近ブリュッセルで話題になってる所でベルガクイーンというお店。7時15分に店前で待つ私。 7時30分になっても待つ私。7時45分になっても待つ私。 わたっし待ぁ〜つぅ〜わーいつぅまでぇ〜も待ぁ〜つぅわーの、1人あみん状態ですが?絶対遅れたらアカンよ!って言ってたくせに・・・。 仕方なく携帯に電話したら市内の渋滞で遅れてるとの事で、その後ようやく合流して店内へ入る。だいぶ待ったけど特に謝罪は無かった。(ベルギー風か?) かなり洒落た内装と雰囲気で思いっきり繁盛している。 ビールは飲んだ事の無い樽が幾つかあるなかで めざとい私は即座にブーン・ランビックの樽を発見! 当然みんなもコレに飛びつくと思いきや何と ヒューガルデンホワイト!とか言う声が!? ハァ?と目が点になってる私をよそに各自のビールがテーブルに。(ちょっと怒りそうになった私) とりあえず乾杯!!結局ブーン・ランビックを2杯にローデンバッハ・レギュラーの生と スペシャルパルム・アンフィルタードの生を飲み、鳩の煮込みを食べた。 料理は比較的どれも美味かった! 忙しすぎるせいかスタッフのサービスはあまり良くないが、まぁいい店であった。 今日一日かなり歩き回ったんで疲れてたのかホテルへ戻るやいなや爆睡。 ようやく2日目が終了いたしました。おやすみなさい。
 (ほんまに話が前に進まんねぇ・・・我ながら) Vol.5に続く
ようやく訪問記Vol.5ですぅ
そして遂に3日目に突入!今日は皆様ご存知の デ・クライス醸造所すなわちヒューガルデンです。 ここは今回のスケジュールに予定されてた訪問先ですので逆らわず着いて行く。 天気はうすくもり、朝一からバスで約1時間半ぐらい走るだろうか・・・ 可愛らしい情緒あふれる小さな町ヒューガルデン村に入り醸造所に到着。 約10年振り近くになりますかねぇ。 怖そうな顔のオッチャン(名前忘れたがオエライさんらしい)が案内してくれる事になったが醸造所内はカメラ撮影禁止になってる。
昔もそうだったっけ?・・・インターブリュー社の方針で年々厳しくなってるそうだ。 ブルワリー見学については以前とさして変わらず事も無げに進んでいったが ジュリウスをまだ製造してたとは思わなかった。とっくに終売してると思ってました。 テイスティングでは懐かしのヒューガルデン・ダスなどを飲む。 それにしてもヒューガルデングランクリュが大麦100%ではなく小麦も使ってる事が判明し少々カルチャーショックを受けた。昔の記憶では大麦100%と聞いていたが・・・。ふと私は瓶内二次発酵に使ってる糖分の原料を尋ねてみた。 「ん〜?そんな事知らないよ」 出たっ!ベルギーならではの無責任発言っっ!!伝家の宝刀!!
そうこうしてる内に腹が減ってきた。 ランチは醸造所内にあるコウテルホフという直営のレストランで食べる事に。 コウテルホフとはフラマン語で「すきの館」ってな意味ですが農機具の鋤(すき)がヒューガルデンのシンボルマークになってるのをお気付きだろうか。 さてと、何が出てくるかと思えば大量のパテ類が大皿にドカンと各自の前に・・・もういいって。 どこか腹立たしげに、食べる前から絶対残したんねんっ!と決めてやった。 と言いつつも結局は食べてしまった卑しい私が居た・・・。
醸造所を後にした私達一行はナミュール方面へ向かいアンヌボワ城とやらの45ヘクタールものバカでかい庭を散策。そんな事に全くもって興味が無い私でしたが天気も良かったんで意外と面白かったです。 予定では更にモダーヴ城とやらにも行く予定だったらしいが時間が押してたので中止して近くの展望台でビール休憩。 メニューにはゴロワーズの樽生ありと書いてるくせに注文したら今日は無いとの返事。 仕方が無いのでデュ・ボック社のフランボワーズビールを飲みました。別にフツーでした。 そしてインターブリュー社前のホテルで翌日フェラーリ試乗体験する人達と別れ、私達4人はブリュッセルの食いもん横丁で晩ご飯。 (この店のチョイスは明らかに失敗かと思われる)
そもそもビールはロクなの無いし舌平目も大した事なかったなぁ。 あまりのショボイ晩ご飯に他所へ飲みに行こうかと思ったが部屋に入ると寝てしまった私。 明日は毎度お馴染みカンティヨンさんとこへ。 口うるさい某S氏はフェラーリ試乗に行ってるんで明日は好き放題!!
Vol.6に続く・・・
お待ちかね(?)の訪問記Vol.6 さて、秋晴れの10月20日、目覚めも良し。 朝一からブリュッセル市内にあるご存知カンティヨン醸造所へ。 ん〜〜ここは約5年振りの訪問です。 ギィィっと古びれた扉を開けてブルワリー内へお邪魔すると、ちょっとキレイにプチ改装していた。 というかその途中みたいな感じ。ってゆうか放ったらかし?いや、散らかしてるだけか? 名物親父のヴァンロワさんはまだ来てないからと娘婿のパトリックさんが案内を。 ヴァンロワさんは英語が苦手なのでフランス語で説明するけどパトリックさんは英語が達者なので英語で説明してくれる事に。
ぶっちゃけた話、パトリックさんの説明の方が分かり易い。質問も英語で通じるし。 しかし、そうこうしてる内に親父登場!パトリックさんからバトーンタッチ!! 流暢なフランス語で説明し始めゴキゲンなヴァンロワさん。ノリノリだ。 まず2階に上って気付いたのが何と屋根が新調されているではないか!? 一般的には壁やら屋根やらに家付き酵母達が住み着いてるからボロくてもあまりイジらない方がイイと言われていた様だが?と聞くと
「実際そんな屋根の酵母がビールを造る訳ではない。むしろ不衛生なので 清潔にしてても問題ない。とルーヴァン大学が調査結果を出したから」 え・・・?ってゆうか今更そんな・・・当たり前の事を・・・。 というある意味かなり衝撃的な内容が最近発覚したそうです。 もうひとつ個人的に衝撃的だったのはルペペに使用する樽の産地についてですが フランス・ボルドーのサンテミリオン地区で使われた樽である、というのが 定義の中の1つだと思ってたので念のため親父さんに確認してみたら 「ん?何のコトや?・・・あ〜初めて造った時がたまたまサンテミリオンの樽やったかな?」 ・・・・・え〜っと、某K社さん?どういう事かしら?確かグーズのバックラベルに そんな様な事を書いてらしたわよね?ん?どうなの?何とか言いなさいよ。
さて丁度メルローという葡萄を漬け込んだランビナスが樽で発酵中だったので葡萄を食わしてくれと 頼んだら食わせてくれた。 ほほ〜・・・なるほど、こんな味か。 一通り説明を終えた後のテイスティングではランビックの一年物、三年物、グーズ、ルペペのクリークと フランボワーズ、イリスなどゴキゲンな親父さんが ポンポン開けだす。(また後で娘達に怒られるのに) ついでなので頼み込んでファロまで出してもらった。 私はコッソリとペットボトルに詰め替え持って帰ってやった、フフフフ。
そんなこんなで予定より1時間ほどオーバーしたが、ようやく失礼する事に。 このブルワリーはほんとに素敵な人ばかりなので多くの人に知って欲しいと思う。 これからアントワープへ食事と観光に行く予定だったが実は昨夜の内に皆に尋ねてみた。 「ほんまに明日観光したいん?もっとブルワリー見たいんちゃいますのん!?」 すると皆はコクッと静かに、そして力強く頭をタテに振った。(ように見えた)
よぉーし決定!!ガイドさん!この番号に電話してアポ取ってーな!! と私が言い渡した番号はグーデンカロルスで御存知のメッヒェレンという町の ヘットアンケル醸造所の番号であった。
   Vol.7に続く・・・
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訪問記vol.7お待ちぃ〜
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さて私達一行はカンテイヨン訪問を終えてアントワープに昼食の為向かった。
「QUINTEN MATSIJS」という1565年に建築された元宿屋をそのままカフェとしていて現在のオーナーは日本人の女性というお店。 すなわちアントワープで最も古いカフェという事になり調度品や絵なども250年前だかなんだか。 ここは裏メニューのカレーが実に美味いという話なので前もって頼んでくれてた様だ。 しかし普通のコースもかなりのボリュームで当然全てを食いきれる量ではなかった・・・。 でも味の方は全部美味しかったですね。ビールはもちろんお膝元デ・コーニンクのドラフトだ。 気のせいか昔よりも味が重くなってる。聞けば若干味が変わってきてるらしい。 某超大手I社の問屋買収などにより売り先が減って色々と苦労してるそうだ。気の毒に。 今まで輸入元を取っかえひっかえ日本に幾度となく輸入されてるが、ほんま輸入会社には恵まれてないからねぇ〜ココは・・・良いビールなのに。 やっとこさ食事を済ませた満腹丸の私はバスへ戻りガイドさんにヘットアンケル社へ電話をしてもらう。大丈夫かな? 「○X・・@*△〜#・・・●□」 と良く分からんフラマン語で交渉してもらい今からでもOKとの事。 行き方を調べようと私が地図を広げたところ何と偶然にもバスの運転手さんが 「その町はオラの住んでるトコだべさ、まかせるズラ!」 おぉ〜!奇跡?神様のイタズラ!?運命??(今思えば単なる偶然かと)
そっから運転手さんも含め全員小学生並の遠足気分で一路ヘットアンケル社へ爆走。 そしてブルワリーに到着!個人的にやや複雑な思い入れのある醸造所ではある。 まずは社長に挨拶を済ませる。 う〜ん・・・ひょうひょうとした若干色気のあるヤサ男で相当なプレイボーイだと思われる。 最近入社したと思われるマニュエルさんが醸造所内をガイドしてくれまして、ほんまかウソか色んな話を聞かせて頂いた中には 「えぇっ!!?」という衝撃的な新事実らしき話も。
   後で社長に確認したところ、目を泳がせて否定していた・・・絶対アヤシイぞ。 そんな私達の疑いの眼をかき消す様に敷地内のカフェへ社長自ら案内してくれましたが、きっと私達が帰った後にマニュエルさんはシバかれるんだろうな、もしくはクビになるんかな?なーんて心配も。 さて、かなりイイ雰囲気のカフェは夕方という事もあり地元の人達で結構賑わっている。 グーデンカロルス・クラシックとトリプルのドラフトを頂く。可愛らしいグラスで出てきました。 アンビリーバブルな程キメ細かい泡に感動しつつ口に含むと瓶よりも軽やかな口当たりのクラシックはスッキリしているが目茶んこ美味い。
 それよりもトリプル!!私のベルギービール歴約12年の中で最も美味なビールだと断言したい。 羽の様な口当たりにフルーティーな香りと風味のバランスは見事なほど完璧であった。 そしてマルグリットという一応限定醸造の瓶ビールがありまして、それも試飲する事に。 素晴らしくフルーティーでキレも良いのでかなり美味しい。限定で日本にも入ってきましたのでお試しを。 それにしても突然の訪問にも関わらず快く迎えてくれた社長を含めスタッフの方々に感謝。しかも何と、好きなビールを1人1本お土産にあげると言う! なんて気前のイイ社長だろう。 ぶっちゃけキュヴェヴァンドケイゼルが欲しかったが一番高いのを言うのも何かなと一応は気を遣ってマルグリット750mlにした。皆も同じ様にした所を見ると いかに日本人が気を遣う素晴らしい人種なのかと改めて感じた。
   爽やかなほろ酔い状態のまま一旦ルーヴァンという町のホテルにチェックインを済ませフェラーリ体験してる連中と田舎町にポツンとある評判が良いという話のレストランで合流する事に。 各国からの招待客が一同に集結したはいいが、ただでさえアバウトなベルギー人の企画な訳ですから当然収集がつかず、わやくちゃのまま終わる。 残念ながら取り扱いビールが僅かだったのでレフの生などを飲んだりした。 この夕食以外はかなり充実した1日だったのでベッドの上で今日1日を振り返りながらデュベルでお馴染み明日のモルトガット醸造所訪問に備えて寝ました。
vol.8に続きますぅ〜
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数ヶ月振りに書いてみました訪問記vol.8
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Vol.7 から随分と経つので今更続きもどうかと思いましたが極々少数の顔見知りが続きはいつ?とちょくちょく聞いてくるので思い切って書く事に。 10月21日の朝早くにホテルを出てバスに乗り「デュベル」でお馴染みブレーンドンクのモルトガット醸造所へやって来ました。ここも久し振りです。
あら?以前には無かったキレイな建物が・・・・・ 2002年に建てたそうだ、儲かってんなー。 しかも2007年の今年、新たな醸造所も建てると言っていた・・・ほんま儲かっとんなー。 毎日膨大な量のビールを醸造していて今やその内の85%がデュベルだそうだ。 デュベルの麦汁を飲むと甘くて温かい冷やしあめの様な味わいです。 モルト(麦芽)はベルギー産だがホップはチェコ産を使ってるとの事です。 醸造責任者であるユーフォーさんとやらに出くわすとえらいご機嫌さんのご様子。 この日は確か金曜日で土日が休みですから出会う社員が皆ニコニコしている。 しかもご機嫌ついでに朝から飲んでる模様。 (確実に今日は仕事の日なのに前祝いか?) 写真の左後ろのオジさんなんて完全に酔ってるわな見た感じ的に。すでに泥酔か?(右の全身タトゥー男はなんだ一体?)
テイスティングルームではすごく綺麗なブリジットさんが色々注いでくれます。 やや熟女気味ではありますが、どことなく影のある色気がちょっとタイプでした。 ・・・あ、私の好みなんかどーでもイイですよね、すいません。
ピルスナーやら何やら試飲していて、ふと脇を見るとさっきまで居なかったデュベルの社長がニコニコしてビールを飲んでいた・・・アンタまでそんなやから皆が仕事せーへんのちゃうん!! まぁ大きな醸造所とはいえ、いかにもベルギーらしい光景でしょうか。 そしてサンドイッチが出てきたがコレが本日の昼食と判明したのでパクパクと食べる。 名残惜しいがマイスウィートハニー(ブリジットさん)との最後の別れの挨拶を済ませモルトガット醸造所を後にしてブリュッセルへ向かう。
夕食まで時間があったので私は「Beer Mania」というビアショップへ歩いて行ったが微妙に道に迷い気付けば右も左も黒人だらけの超BADな黒人街をウロウロする事に。 (こ、怖かったーっ!!) なんとか無事に辿り着き店内を物色・・・・・ 高っけぇー、結構モノによったらボッタくっとんなココ。有名な店だが個人的にはイマイチかな。 と言いつつも何本か買って帰る。
お待ちかねの夕食は最終日前夜という事もあり郊外にある素晴らしいビアレストランへ。 「De Heeren van Liedekercke」というこれまたビール通には有名な所でビールの品揃えもヤバイがビールを使った料理が豊富にありそのどれもが激美味である。こんな店が日本にあったらイイのにとつくづく思う。
ナンボほど飲むねん!?っていうぐらいビールの注文をしてやった。 しかし外国人が来てるにも関わらず断固としてフラマン語(オランダ語)しか話さないスタッフとのやり取りは熾烈を極め通訳が居ないと楽しめない事受け合いで 案内係のハンスですら若干、そのスタッフと意思疎通が出来てなかった気配である。でもそれを差し引いてもまた行きたいファンタスティックな店です。 素敵な夕食を終えホテルへ戻り、いよいよ明日は最終日! 私の今回の旅の真の目的である(インベブ社の招待旅行なのに勝手な予定) ホーイックという町の「デ・カム醸造所」訪問に備えて爆睡。
  
  
  
最終回に続く予定(?)
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ついに完結編!2005年ベルギー訪問記!!
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さて、この度のベルギー最大(世界一かな)のグループ会社インベブ社による ベルギー招待旅行もとうとう最終日になりました。 最後にまた1人で訪ねて行った醸造所「Geuzestekerij De Cam」が今回の旅の大きな目的でありました。 はりきって最終日の早朝、ブリュッセルのホテルから歩いて始発のバス停まで行き待つ事15分少々でバスが到着。若い運転手に念のため行き先の確認で話しかけると何とフラマン語しか話せへん雰囲気!? 今日びの若者で英語を話せず しかもブリュッセル在住の人間なんて有り得ん!! めっちゃ身振り手振りを駆使し行き先の住所も見せ 多分間違いなさそうなんで乗り込んでみる。 う〜ん、いまいち降りる駅がよう分からんなぁ・・・・・ あ、ここかな?いや、ここかな? 次々に通り過ぎてゆく各バス停。約1時間半ぐらい乗っただろうか?あら?とうとう終点に着いてもた!! おんどりゃー(運転手の事)しばくぞーっ!ワシの行き先知っとんのやから声掛けろやっ!!どう見ても旅人やねんから困ってるん雰囲気でわかるやろ!!このタダ飯食らいがーっ!!(?) そんな私の怒りを察知したのかヤヤこしい奴だと思ったのか 「折り返しの便が20分後に出るからそれに乗って二つ目で降りろ。金はいい。」
と、それらしきフラマン語で言ってきた。折り返しの便も同じ運転手であった・・・なんだこの国の人達は。 ようやく目的地に着きブルワーの携帯電話に連絡すると10分後ぐらいに車で迎えに来てくれた。 挨拶を済ませ早速にデ・カム醸造所へ向かう。 醸造所といっても1から造るのではなく別の醸造所からランビックを買ってきて自分とこの樽にブレンドして新たなるランビックとして瓶詰めするブレンド会社なのです。別に会社といっても納屋みたいな所を1人で切り盛りしてるだけで、むしろ工房といった感じですね。
1996年〜1997年にランビックのブレンダーであるWillem Van Herrewegheというオジサマが設立しましてグーズとして発売したのは翌年の1998年が確かファーストリリースのはず。 しかしながら、そもそも強烈な面倒くさがり屋の国民性であるベルギー人な訳ですからそんな労働意欲が長く続くはずもなく「疲れちゃった・・・・・」という事で 設立から数年後には現在のオーナー兼ブレンダーであるKarel Goddeau さんに バトーンタッチ!!うむ、いかにもベルギー人らしい。 そのKarel Goddeau さんはといえば爽やか男前のナイスガイ(32歳)で学生の頃からランビックに興味を持っていました。後に「3 Fonteinen」(ドゥリーフォンテイネン)のArmand Debelder さんに色々と教わったようです。 デ・カム醸造所がブレンド・発酵熟成に使う樽は何とピルスナー発祥の地、チェコのピルスナーウルケル社の樽を譲り受け使用している。樽のクオリティではピカイチだと。 当初5樽しかなかったが約50樽まで増えた今、基本はジラルダン醸造所とリンデマン醸造所とブーン醸造所の3社からランビックを買って自分とこの樽にブレンドしているが同じブレンダーであるドゥリーフォンテイネンのランビックも一部ブレンドしている。 前述のArmand Debelder さんと同じく彼も伝統的品種のスカルベーク種の保護と啓蒙に力を入れており使用してるクリークの95%がスカルベークで5%のみ他の品種を使っています。現在では他のランビック醸造所のクリークのほとんどは伝統品種ではない他の品種を使ってます。 チェリーの浸漬は樽ではなくステンレスタンクに約8ヶ月もの間漬け込みます。 スカルベーク種と他の品種では放つ香りに決定的な違いがあり、分かり易い例えとしては葡萄品種のピノノワールとベリーAぐらいの違いと言えばイメージできるでしょうかねぇ。。。 彼の造るクリークランビック(非発泡)を飲めば、その溢れんばかりのエレガントなフルフレーバーに酔いしれれる事間違い無しです。 ずぅ〜っと永遠に嗅いでいたい香りです。 ランビックの醸造期間は醸造所の大小により多少前後しますが通常冬場の空気が綺麗な時期にします。 デ・カムも冬場のみ稼動してまして、それ以外で彼はナニしてるのかというとNinoveという町のSlaghmuylder 醸造所で「WITKAP」ウィットカップというビールを造っています。 ランビックブルワーが他所でノーマルな醸造なんて新しいスタイルやなぁ〜と驚きつつ感心。 ブレンダーだから可能なんでしょうか、今年で4年以上も働いてる事になります。 「これも旨いビールなんだけど、どうだろうか?」とそのギフトボックスを持って帰れと持たされた私は数年ぶりにウィットカップの味見をし丁度手アカのあまり付いてないベルギービールを輸入したいと探していた東京の某ビアバーさんに紹介。 で、現在そこが立ち上げた輸入会社を通じ(一応正規輸入として)日本でも飲めるようになってます。 要するに、そんな彼は普段Slaghmuylder 醸造所で働き週末だけ自分の醸造所で来客の相手などの仕事をしては忙しい毎日を送っているのです。 精力的にランビック関係のイベントに参加しては本物の味を伝えようと一生懸命です。実に誠実でビール造りに献身的な人でした。 日本であなたのランビックを売りたいと頼み込むと快く承諾頂きました。
そんなこんなでデ・カム醸造所を後にして2005年のベルギー訪問も無事終了した次第です。 この約一週間におけるスケジュールの大半を身勝手にも単独別行動をさせて頂いた私ですが関係者の皆様、本当にご迷惑を掛けました。この場を借りてお礼を申し上げます。 最後までお読み頂いた奇特な方々にも心より感謝いたします、ありがとうございました。
思い起こせば初めてエージェントを通じて醸造所にコンタクトを取ってもらったのは確か1999年か2000年頃だったでしょうか。 生産量が少ないと思いっきり断られましたね、Willem Van Herreweghe さんに。 もう直談判しかないと飛び込んだのが、その5年後。 やっとこさの思いで正式に日本へ輸入できたのが2007年5月。 7年越しの恋が実った瞬間でした。 空輸なので価格も高いですが彼の情熱ランビックを一度味わって下さい。
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